あぐりんな暮らし

agriculture(農)+ing(現在進行形)で「あぐりん」。自給自足の里山での生活、木の家、薪ストーブなどの火のある暮らし、エネルギーの循環を目指したパーマカルチャー、自然農・不耕起栽培をヒントに雑草を利用した古くて新しい農法、などなど、楽しみながら試行錯誤し実践しています。

もっとも簡単かもしれない、薪小屋の作り方

先日、とりあえず作った薪小屋が意外としっかりしていて、強風や大雪でもびくともしていなかったので、味をしめて同じものをちゃんと作ってみることにしました。2列の薪小屋です。

用意する材料は、・防草シート・ブロック・杭・2×4材・垂木・コーススレッド・波板・傘釘、です。材料の数や長さは必要に応じて。穴掘り器、インパクトドライバー、ドリルドライバー、トンカチが必要です。コーススレッドは75mm。

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①まず地面に防草シートを敷く・・・ホームセンターで売っている園芸用のもので、薪の長さが40cm程度なら、幅100cmのものがいいでしょう。途中で杭を打ち込むので1区画ごとに切ってあります。長さは1800mmに切断。(ここでは廃パレットを使いましたので1200mmの長さです。)

②ブロックを置く・・・基本ブロックを1区画あたり6個置きました。

③2×4材を置く・・・ここではもらってきた廃パレットがありましたので使いましたが、防腐処理した2×4材を4本置くので間に合うと思います。固定する必要は無く、置くだけでいいです。薪を置けばそれだけでしっかり固定されます。ただし2×4材の断面で長辺を縦に置くべきです。心配なら両端を2×4材で固定すれば安心です。

④置く薪の真ん中に杭が来るように穴掘り器で地面に穴を掘り、杭を立てる・・・この場合は穴の深さは40センチ掘って、60センチの深さまで打ち込みました。直径80ミリの防腐処理された杭を使いましたが、60ミリのものでも良いと思いますが、お持ちの穴掘り器のサイズに合わせるのが良いでしょう。雪が降る地域なので雪を落とすために前が長さ2100ミリ、後ろが1800ミリの長さの杭を使って屋根に傾斜をつけるつもりでいます。雪が降らない地域なら前後とも1800ミリで屋根の傾斜はなしでいいと思います。立てた後、棒を渡して水平器で水平を確認すると安心です。

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⑤前後の杭に2×4材を渡す・・・防腐処理された材を1200mmに切って、杭の上端にコーススレッドインパクトドライバーを使って固定します。

⑥垂木を取り付ける・・・雨しか降らない地域なら垂木なしで、コンパネを杭に渡した2×4材にとめて終わりでいいかもしれません。私は波板を取り付けるために垂木を渡しました。パレットの幅が1200mmなので2mの垂木はダブっています。1800mmの土台ならホームセンターで売っている1900mmか2000mmの垂木がよいでしょう。

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⑦波板を取り付ける・・・奥行きが1200mmなので4尺のポリカを使いました。もっと雨に濡らしたくないのなら、5尺(1500mm)を使い、前後に渡す2×4材も1500mmにします。波板は2山半重ねる約束になっていますので、幅が1800mmなら1区画当たり3枚必要になります。垂木に打ち込む傘釘の間隔は5山ごとでドリルドライバーで波板に穴を開けてから打ち込みます。波板を使うと、雪がすぐに滑り落ちるので、屋根に雪が積もりません。

これで完成ですv(^-^)v。

心配なら前後の杭の間に板を渡します。私はこの後、たぶん廃材で渡すつもりです。支柱が杭なので、風が吹いても倒れません。薪を支えることになる支柱は1本で十分です。支柱の両脇に薪が積まれれば、びくともしない強度になるでしょう。1区画で3トンほど入ると思います。