あぐりんな暮らし

agriculture(農)+ing(現在進行形)で「あぐりん」。自給自足の里山での生活、木の家、薪ストーブなどの火のある暮らし、エネルギーの循環を目指したパーマカルチャー、自然農・不耕起栽培をヒントに雑草を利用した古くて新しい農法、などなど、楽しみながら試行錯誤し実践しています。

あぐりんファームのコンポストと腐葉土(おまけ:初めてのたくあん作り)

だいぶん雪が積もりましたが、一回くらい全部溶けて無くなる時があるかなー、などというのは甘い考えで、当分雪模様が続きそうです。今週末は暴風雪、との予報で月曜日の出勤が心配です・・・。

北陸では冬によく雷が鳴りますが、北陸の自然に関する雑誌「自然人」によると、通常上から下に落ちる雷は、北陸ではなんと下から上に登るのだそうです。なんとも不思議なこと!!

さて、あぐりんファームでは落ち葉を集めて腐葉土作りや、残飯からEM菌を使ってコンポストで堆肥肥料を作っています。自然農・川口由一氏の教えでは「外から持ち込まない」ということでしたが、当園では気にせず良さそうなものからやや怪しげなものまで、バンバン持ち込みます。

だいたい10月から11月にかけて、近所で落ち葉を集めます。90リットルくらいのメッシュ袋25袋を今年は集めました。そのうち、クヌギの落ち葉は上の写真のガーデンバック4つに入れて軒下に別に保管。

3連の腐葉土箱に残りを投入しますが、各9袋入ります。米ぬかとサンドイッチして雨が降ったあとに上蓋を閉めます。

去年仕込んだマスにはカブトムシの幼虫がゴロゴロ出てきます!!来年は育てて売ろうかしら?大変良い腐葉土になっていて、売っている腐葉土とはだいぶん違います。売っているものは結構葉っぱの原型をとどめていますが、この腐葉土箱では1年寝かしていますので、ほとんど原型をとどめておらず土状・粉状になっています。来春からバークたい肥を買わなくても済みそうです。

食事の残飯や食材はまずこの発酵バケツに入れて、EM菌入りの資材を振りかけしばらく寝かします。生ごみが出なくなるので、かなりゴミが減量されます。

発酵バケツで2週間寝かした後に、今度はコンポストに入れます。

EM発酵残飯に腐葉土箱とは別に取っておいたクヌギの落ち葉を重ねて水分調整とします。コンポストは下に取り出し口が付いているので、そこを開けて下から十分に発酵分解したものを取って、畑の肥料として植え穴や表土に施肥します。

これがあぐりんファームでの資材作りです。

ところで、先日吊るした山田ねずみ大根が丁度良い具合にしおれたので、さっそく初めてのたくあん作りをしてみました。

材料は取っておいたみかんの皮、りんごの皮、米ぬか、能登の塩、砂糖(ザラメ)、唐辛子。私が計量して、実際に仕込んだのは4歳の娘。大根をくの字に曲げて底から詰めて、材料を混ぜた米ぬかを挟み、最後に大根の葉っぱで蓋をします。重しを乗せて終了・・・、がうっかりして昆布を入れるのを忘れていました・・・。いまさらまたあけるわけにもいかず、今年はこれで。柿の皮も手に入りませんでしたし。