できるだけ畑を耕さない不耕起栽培では、ネギの栽培は大きな課題です。通常、深さ30~40センチの溝を掘り、ネギ苗を5センチおきに置いていき、随時土寄せしてネギの白い部分を作っていきます。自然農など不耕起栽培ではこういった作業をできるだけしたくありません。
以前、雑誌「現代農業」で穴を深くあけて、ネギを放りこんで、土寄せを一切しない植え穴定植法が紹介されていました。今回、それを参考にして不耕起で試行してみました。
太さ32ミリのステンレスパイプ(長さは900ミリ)をホームセンターで買ってきて、かなづちで先端をつぶし、さらに角をグラインダーで切り落とします。30センチと40センチの場所にテープでマーキング。
先端の形状。
用意した一本根深ねぎは根と葉先をトリミング。
不耕起の畝に深さ40センチで適当な間隔にて穴をあけ、ネギを放りこんでいきます。穴は手で押しこんでもいいですが、棒が太いので疲れます。片手で扱える大きめの木槌が売っていますので、それで打ち込んでいきます。あまり密に穴をあけると、結局隣の穴が押されて潰れてしまいます。
葉先が少し出るくらいがいいようです。無肥料で、と行きたいところですが、今回は液肥をかけました。以降は定期的にEMの生ごみコンポストから出た液肥を使うつもりです。
この後どうなったか、またご報告します。