あぐりんな暮らし

agriculture(農)+ing(現在進行形)で「あぐりん」。自給自足の里山での生活、木の家、薪ストーブなどの火のある暮らし、エネルギーの循環を目指したパーマカルチャー、自然農・不耕起栽培をヒントに雑草を利用した古くて新しい農法、などなど、楽しみながら試行錯誤し実践しています。

薪の1トン量とは?~薪の重さを求める公式

「薪1トン配達します。」とか、「原木1トン○○円」とか、いったいどうやって測っているのでしょうか?

森林組合だと、トラックごと測る機械があり、積んだ重さから空の重さを引いて積載量を出します。

とある薪販売している建設屋では、いちいちハカリで測って10キロ毎などで束ねていました。

でも1トンくらいとなると、素人が見てもこれが重さどのくらいなのか、全く検討がつきませんね。

では1トンの量を実際に見てみたいと思います。

原木の場合は、

これが上の伝票の約1トンとなります。直径30cm前後で、長さが2m。合計8本となり、1本あたりおおよそ120kgです。

ちなみに太さが15cm~20cmだと12~5本ほどになりますから、1本あたりおおよそ70kgとなります。

では、薪にしたらどうでしょうか。

これが、先ほどの1トンとすべて割って積んだものです。

横が205cm。

高さが145cm。

これはちょっと短めに割っていて、35cmです。

これは大割と中割の場合ですが、小割りだと隙間がもっと小さくなるので多少小さく積めると思います。

では1トン分の薪を積んだ場合の容積を求めてみましょう。

単位はmを使います。

2.05m×1.45m×0.35m=1.040375≒1㎥(立方メートル)

となります。

わかりやすい数字となりました。

「1㎥の薪は1トン」、ということです。

積んである薪の重さを求める公式(?非公式的公式)ができました!!

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「薪棚の幅(m)」×「薪棚の高さ(m)」×「薪の長さ(m)」

                         =薪の重さ(トン)

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例えば6ftの2×4材で作った薪棚で、40cmの薪を積んだ場合、

1.8m(幅)×1.8m(高さ)×0.4m(薪の長さ)≒1.3トン

となります。

これで1年で使った薪の量も計算できますね。