あぐりんな暮らし

agriculture(農)+ing(現在進行形)で「あぐりん」。自給自足の里山での生活、木の家、薪ストーブなどの火のある暮らし、エネルギーの循環を目指したパーマカルチャー、自然農・不耕起栽培をヒントに雑草を利用した古くて新しい農法、などなど、楽しみながら試行錯誤し実践しています。

薪割り中毒

今年の薪割りはもう終わったはず・・・、

でしたが・・・、

あーっ、また買ってきてしまいました。これでジャスト990キロ、計測済。

森林組合で、今度は「太めのをお願いしますっ!」って言って、だいたい30センチ前後のものを8本。

いつもよりちょい短めにして、玉切りしました。こんなの素晴らしい玉切り材を見たら、もう割りたくてウズウズしてきます。

薪割りがやめられません。

仕事中毒がworkaholic。アル中はalcoholic。ならば薪割り中毒はさしずめmakiwari-holic、あるいはwood chopping-holicなんてどうでしょう。

いえいえ、これは薪割りストの性分なのでしょう。

薪割りを機械ですませたり、売っている高い薪を買ったりするのはもったいない話です。彼女とのドライブを自動運転にまかせてしまうようなもの?高級飛騨牛を自分で食べずに野良猫にあげてしまうようなもの?バスツアーでお遍路するようなもの?

薪割りはスポーツです!一番似ているのは弓道じゃないでしょうか。

薪の真正面に立ち、斧を軽く玉切りの上に乗せてまずは精神集中。小口の様子を観察しどう攻めるか考える。そして斧を振りかざし、一点めがけて放つ。思ったところへ入れば、上半身の筋肉はミシと鳴り、薪はパーンと乾いた音を立てて左右に吹っ飛ぶ。

他所事を考えていると、何故か綺麗に割れない。怪我をする可能性だってある。

これを見れば、薪割りはスポーツだってわかるでしょ?

それから「薪ストーブは3度暖まる。」といいます。1度目は薪割りをして体が暖まる。2度目はストーブを焚いて暖まる。3度目はそのゆらめくオーロラの火を見て心が暖まる。さらに薪ストーブの天板でシチューでもコトコト煮れば、4度目も暖まりますね!!

さて薪割りは、

まず小口をみれば、大抵小さなヒビが入っています。ここを割ってくれー、と言っているのがわかります。

斧はヘルコのスプリットハンマー。ほとんどこればっかり。

手袋はゴルゴンズ。薪割りに一番いいんじゃないかな、って思っています。寒い日や濡れているときは防寒テムレス。蒸れないんです。

まずは一投目。狙ったとおりバシッと入ります。

もう一投追加し、二分割。

向きを変えてさらに二分割。

そのまま奥のを三分割。

大割と中割できました。

ひび割れが全く無いものは要注意。斧を入れてもカチカチで弾き返されてしまうかもしれません。

そんな時は端っこを削ぐように分割し、木の繊維の緊張をほぐしてやります。表面を剥がれ、繊維の緊縛が解かれれば、比較的割りやすくなります。

こんな薪は、やっぱり繊維がうねっていました。

薪棚はもうすでに満杯で、供給過剰に。

とりあえず積んで、農業用ビニールを掛けます。

サークル積みしたものはブルーシートで。

短いブロック薪はメッシュコンテナへ。

畑が忙しくなるまで、やめられないかも。