常々、薪割りはスポーツだ!、と言っていますが、
実際にはどのくらいの運動強度なのでしょうか?
薪割り後の脈拍を測ってカルボーネン法で検討してみました。
測定はタニタの手首用血圧計を使いました。
.
まずいちおう安静時心拍数は70とします。
日中は動き回っているので、しばらくじっとしてても90くらいあります。
安静時心拍数とは朝起きたとき寝た状態での心拍数となります。
手首に血圧計を巻いたままで薪割りをしようかと思いましたが、
吹雪いていて濡れると困るので、割ってすぐ外土間に戻り測定しました。
薪は4本連打で、斧の重さは3キロ。
太いのは縦横、細いのは1打で、合計6打。
結構心臓がバクバクいっています。
血圧はさておいて、脈拍は136。
.
目標心拍数の計算式から、運動強度を求めてみます。
目標心拍数は、
{(220-年齢)-安静時心拍数}×運動強度+安静時心拍数
で求められます。(カルボーネン法)
この220-年齢は、その年齢での最大心拍数となります。
.
とすると、
{(220-48)-70}×運動強度+70=136
よって運動強度=64%
.
普通成人で64%の運動強度というと
ちょうどよい有酸素運動の強度でしょう。
ということは薪割りは脂肪燃焼に効果的な運動、と言えるようです。
.
今回6連打で薪割りを行いましたが、
この薪割りを、その人にとってちょうどよい有酸素運動の強度にするためには、
薪割りのペースや斧の重さを調整して、
その人にあった強度となるようにすると良いかと思います。
だいたい60%を中心に、高齢者や全く運動をしていない人は50%以下、鍛えている方は70%くらいでしょうか。
心疾患のある方などは、かかりつけ医に相談しましょう。