あぐりんな暮らし

agriculture(農)+ing(現在進行形)で「あぐりん」。自給自足の里山での生活、木の家、薪ストーブなどの火のある暮らし、エネルギーの循環を目指したパーマカルチャー、自然農・不耕起栽培をヒントに雑草を利用した古くて新しい農法、などなど、楽しみながら試行錯誤し実践しています。

上高地へウルトラライトハイク~準備編

先週末は利賀へ子供二人連れてオートキャンプへ行きましたが、来週末は6歳の娘と二人で上高地へトレッキングの予定です。

しばらくオートキャンプばかりでしたので、バックパックを背負ってのトレッキングは15年ぶりくらいでしょうか・・・。時代は変わって、軽さ、小ささを追求した製品があふれるほどになり、ウルトラライトがひとつの大きな流れとなっています。以前と比べて目覚しいのは、テントの軽量化でしょうね。ナイロン生地が薄く丈夫になっていますので、テントはもちろん、そういった生地のウエアも驚くほど軽く小さく収納できるようになっています。

15年前、私は私なりにバックパックの軽量化に取り組んでおり、海外の通販でビビーサックを入手し、ミニタープと組み合わせて山行に赴きました。山の上のテン場で、人っ子ひとりおらず、身動きのとれないビビーサックで、あれほど心細い一夜を過ごしたことはありませんでした。また同時期、西表島でテントの代わりにツェルトを使ったこともあります。最近ではツェルトもテントとしての選択肢の一つですが、当時はあくまでビバーク用で、島のキャンプ場では他のキャンパーから珍しがられました。ウルトラライトのさきがけだったかも?(笑)。

さて、今回の道具の準備です。

テント、タープ、トレッキングポール等。

トレッキングポールは韓国のメーカー、Helinoxにしました。2本で400g、まずまず。本当はLEKIが良かったけど、軽量のものは高すぎで断念。BlackDiamondも良かったけど、値段と重さでこれというものに決まらず、結局店頭で見て決めました。レバーで固定できるので、便利です。もちろんタープのポールを兼ねています。

モンベルのザブトン、1枚80g。snowlineのコンパクトチェア、200g。娘がイスに座りたがるかもしれないので、念のため持参。

snowpeakのオゼン、330g。ご飯食べる時に、やっぱりあったほうが便利でしょう。1人1個で2個持参。

さぁ、テントはVAUDEパワーリザードUL。2人用でなんと1kg。最軽量の部類に入ります。フットプリントの代わりに、昨年建てた自作小屋で余った防水浸透シートを利用。2mほどに切って、150g。テント内シートはSOLヒートシート。普通のエマージェンシーシートと違ってガサガサしないです。68g。あとはアライのトレックタープ。350g。

雨具は娘はポンチョで、私はモンベルの安いレインウェア。620g。来年は最軽量のものに買い換えたいですが、高いですからねー・・・。折り畳み傘はあったほうが便利で、これはtotesのミニ傘で、1個175g。

寝袋はモンベル・ULスーパーダウンハガー3。620g。枕はモンベルの70g。エアーピローはどれもフワフワしていまいち落ち着かなくあまり寝れないのですが、これは首の部分が少し高くなっていて、他のものよりも落ち着けそうです。

ライト類は、自分1人ならblackdiamondのオービットとヘッドランプだけで十分だけど、今回娘もいるので、ガスランタンをチョイス。ガスランタンはsnowpeak「天」。オービットは130g、天は135gとガス缶220g。

今年のモンベルの新製品、クラッシャブルランタンシェードを試してみたくて、1枚持参。重さはほぼ無いに等しい。

調理関係。ストーブはsnow peakの「地」、105g。

ご飯を炊く鍋は、ちょっと重いけどuniflameから出ている、ご飯を炊く専用の鍋。チタンの鍋でご飯なんでうまく炊けるのかしら?これはどっしり厚手のアルミ鍋。

レトルトを温めるだけのもう一つの鍋は、チタン製。ちょうど中に収まります。この組み合わせで500g。

娘が好きなウインナー焼いたり、朝ごはんのロールパンを焼いたりする、ミニロースター。なによりご飯を炊く時の火加減調整に無くてはなりません。プリムスの四角いのは重くてボツ。これは135g。

食器は軽量のプラスチック製。金属の皿って、どうもいまいちなのでこういったものをチョイス。全部で200g。

食べた後のお皿を拭いたり、ティッシュがわりに鼻をかんだり、本来の目的に使ったり・・・、のトイレットペーパー。100g。あ、芯を抜いておくのが常識でしたかねー。

水を運ぶのはプラティパス。たった35g(水を入れなければ)。

ガスレンジ用のフードで自作した風防。たった20g。市販品は軽いものも出ていますが、それでも重くて持っていけません。

キッチンまわりは、チタン製の先割れスプーン等、ミニまな板(牛乳パックでも十分)、ナイフ、ハサミ、先が伸縮できるSOTOのガストーチ、計量カップ、洗剤とスポンジ、ガス缶にはめて使う足、ご飯を炊くのに計量カップはあると安心。調味料は油と塩コショウ、塩、一味。私はいろんな料理に一味をかけるので必須です。あわよくば現地で肉が入手できたら、ロースターであぶっていただく。割り箸持参はその時のためのもの。これ全部で520g。

その他バックアップなどいろいろ用。ソニーの山ラジオ、ビニール袋、ウエットティッシュ、細引き、手袋など。全部で400g

右のカラビナはnite ize figure 9。ロープを引っ張って止めたり、いろいろ使えそうですよ。

後はエマージェンシーキットと、娘と遊ぶカードゲーム、ジャバラ式の水タンクを切って作った朝に顔をあらうための洗面桶。そして携帯おしりウォッシャー、25g。

おまけで、ハンガーの針金で自作したランタンハンガー。

バックパックはマムートのヘロンエレメント50L。1.7kg。非常に使い勝手の良いモデルだと思います。

娘のザックもマムートの子供用。たしか16L。中には寝袋と着替え、シャンプーハット、歯ブラシ、あとは落書き帳と色鉛筆セット。外にコップとサンダル、マムートのぬいぐるみ。

マットはかさばるけど軽い、リッジレスト。400g。娘のはSサイズで260g。自分のと娘のと、まとめて巻いて持って行こうと思っていたら、娘もパパみたいにザックに付けたい、というのでどうやって付けようか思案中。

後は衣類、洗面道具を入れて、今のところ合計12kgほど。お米など食料2キロほどを積んでも15kg以内には収まりそうです。2人分で少し余計に入っていますから、この重量ならまぁまあぁでしょうか。