3~4mの長い木材や単管など、置く場所に結構苦労します。建てた小屋の床下に置いておいたりしますが、ここは農家でよく見かける「長尺物置き場」を作ります。ちょうど先月号(2月号)の「DOPA!」で資材ストッカーの作り方が掲載されていましたので、十分参考にして設計しました。(と言うか、出来上がってから再度見たらほぼ同じ・・・。)
ということで、今年の小物第2弾は「長尺物置き場(資材ストッカー)」です。(第1弾は母屋リビングの本棚兼パソコン机柿渋塗装でした。)
トレーニング室の西側にある、幅90cmほどのスペース。910mm間隔、800mm幅で基礎ブロックを置いていきます。トレーニング室の外壁が高さの基準となっています。
すべてのブロックの高さが同じにならないといけません。簡単な方法ですが、基準箇所をひとつ決めて、空モルタルを地面に盛り上げて置いて、その上にブロックを乗せて、水平に決めます。あとは外壁を基準にして、全てのブロックが同じ高さになるよう空モルタルを置いたり、地面を削ったりして調整します。空モルタルは下から水分が上がってきて翌日には固まっています。
1日かけて材料の切断、塗装を済ませ、縦の枠をあらかじめ組み立てておきます。組立はコーススレッドによる突き合わせ。屋根の勾配は4寸にしています。幅は3640mm。屋根の下地以外は2×4材。
これが縦枠です。前の柱が1200mmほど、後ろが1600mm。800mmの横板、垂木は910mm。
後ろには筋交いを入れました。
5つの縦枠を910mm間隔で3640mmの2×4材で内側からビス止めします。ここ一番苦労したところですね。なにせひとりで作業ですから。うまいこと支えながらです。一回、胸鎖乳突筋が攣りました。
屋根下地は45mm角の垂木。長さ4000mm。
基礎にバッチリ乗っていますよ!!下の道で組み上げてから上に持ちあげて乗せたので、大変でした。こういう時のために日頃から鍛えているのです。(というよりこういう時しか鍛えた成果が発揮できない。)
屋根はポリカ波板ですが、以前使った古いものなのであちこち穴が開いています。コーキング剤で埋めました。止めビスもリサイクル。
角は顔をぶつけて怪我をしないように、バーナーで焼いて角を丸めました。
完成!!さっそく持て余していた3mの杉角材を収納します。やっぱり木材で作ったほうがいいですね。最初単管で作ろうかと思っていましたが、このほうが断然いいですよ。
木材の切断・塗装に半日、基礎・木枠作りに半日、組み上げ・屋根に1日。合計2日。
ぶどう棚を作るのに、その場所にある古い単管パイプの小屋を解体中ですが、その解体で出る木材や単管パイプを収納する予定です。これでやっと作業が進みそうです。