あぐりんな暮らし

agriculture(農)+ing(現在進行形)で「あぐりん」。自給自足の里山での生活、木の家、薪ストーブなどの火のある暮らし、エネルギーの循環を目指したパーマカルチャー、自然農・不耕起栽培をヒントに雑草を利用した古くて新しい農法、などなど、楽しみながら試行錯誤し実践しています。

工房小屋の増築セルフビルド 建具の製作~窓

半べそをかきながらトリトンルーターテーブルの設置が完了しました。ようやく建具の製作に入ります。

しかし建具、作るのも設置するのも大変なんですよね・・・。

窓の枠材には60×45の檜垂木を使用。あとで追加塗装するとして、だいたいは済ませておきます。

建具の外側に設置する板材は25×150の棚板を使います。柱が105mm、下地合板が12mm、下見板張りが12mmで2枚重なるところがありますから、合計で141mmの厚さがあり、150mmで全て被せることができます。

さぁ、そして、いよいよ、ルーターテーブルの登場。でも大したことはしません。窓のアクリル板を入れる溝を彫るだけです。去年はトリマーと治具を使って、だいぶん苦労しました。

6mmのルータービットを使い、1回で5mmの深さを掘り、3回に分けて合計15mm強掘りました。いやー、やっぱりルーターテーブルは楽ですね。できれば1回で15mm掘って欲しいけど・・・。いやそもそも15mmも溝は必要なかったのだ!!

アクリルショップ「はざい屋」さんから届いた厚さ5mmのアクリル板。イエローです。ミリ単位で注文し、合計5枚。きれいな色ですよ。去年の小屋作りで試して気に入り、今回も採用しました。

木工ボンドとビスを併用して、ビスは埋め込む穴を掘って、75mmコーススレッドで納めました。

外枠は下と横を現物合わせで長さを調整してスリムビスで固定。上は仮止めして、

出来上がった窓も、電気カンナで削りながら現物合わせで大きさを調整。仮ではめ込みます。そして上の外枠と窓枠に蝶番を付ける位置を決めて印を付けて、いったん外します。

せっかくルーターテーブルを設置したのにルーターは使わず、トリマーで蝶番を取り付ける場所を2mm削ります。そして蝶番を固定して作業台上で窓枠のセットを作ります。

一人で作業するのに現場で内側同士で蝶番を取り付けることは不可能ではないでしょうか。しかしこの方法なら可能です。外側に蝶番を付ければ現場で一人でできますが。

そして出来上がった窓枠のセットを差し込んでビス止めします。これで窓自体は設置完了。あと15×30の角材で、戸当りをぐるりと1周、設置しておきます。

あとは窓を閉めるためのヌリラッチ。

ロッキーズさんで、「七ツ目調整器」というものをゲット。本来水平に使うもののようですが、あおり止めとして垂直に使います。

これでようやく窓の完成です。

南側の2ヶ所、できました。

あと東側に2ヶ所、北に1ヶ所、南の窓の下に掃き出し口が2ヶ所、まだまだあるんですよね。このお正月休みは、もう諦めました・・・。出来合いのサッシの窓を買ってくればすぐに済む話ですが、それではあまりにも味気なく、その部分だけちぐはぐになってしまうので、時間がかかってもコツコツ作っていくことはやむを得ませんね。

明日は1日かけて、ドアを作ります。