あぐりんな暮らし

agriculture(農)+ing(現在進行形)で「あぐりん」。自給自足の里山での生活、木の家、薪ストーブなどの火のある暮らし、エネルギーの循環を目指したパーマカルチャー、自然農・不耕起栽培をヒントに雑草を利用した古くて新しい農法、などなど、楽しみながら試行錯誤し実践しています。

薪割り雑談2017

新しい薪棚も完成して、

今シーズンの薪割りがスタートしました。

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薪ストーブユーザーの皆さんは、いつ薪割りをされているでしょうか。

私の町内では、10軒近くの方が薪ストーブを利用されています。

知っている限りではGW前くらいに薪の原木を運んでもらっているようですが、

しかし私は11月に入ったら原木の注文をして、12月はじめに運んでもらっています。

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それぞれのメリット・デメリットがあると思いますが・・・、

11月の場合、

メリット

・落葉後、根からの吸水停止前なので、原木が水分を含んでいて柔らかい。非常に割りやすいので薪割りが楽しい。

・北陸の冬は雨や雪が多く、玉切りした木口が固くなりにくい。

・寒い時期なので、薪割りで汗だくにならなくて済む。

・運動不足になりやすい時期なので、その解消に良い。

・農閑期のため暇なので、時間にゆとりがある。

デメリット

・今から薪を使う時期なので、薪棚が空いていない。

・含んでいる水分のぶんだけ、原木1トンあたりの量が少ない。

5月の場合、(11月の逆ですが・・・)

メリット

・その冬使った薪の分、薪棚が空いている。

・水分が少ないので、原木1トンあたりの量が多い。

デメリット

・原木の水分が少なく、カチカチで割りにくい。

・玉切りした木口がすぐに乾燥して、更に割りにくくなる。

・気温も上がってきて、汗だくになる。

農繁期で他にいろいろ野良仕事があり、忙しい。

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そうすると多少のデメリットがあるとしても、初冬に伐採した原木を冬に割るのがいいように思いますが、

しかし、冬に森林組合に原木を貰いに行くと、「えっ?いま割るんですか?」みたいな雰囲気があります・・・。

なんでだー??

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私は薪割りをする時に、未だ一度もくさびを使ったことがありませんが、隣家の方からは、初夏の頃頻繁にくさびを打つ音が聞こえてきます。

一度その頃、そのお宅で薪割りを試したことがありますが、もうカチカチでそう簡単には割れない状況で苦労し、これはほとんど修行だな、と思ったのでした。

さて、その薪。

割ったあとしばらく薪棚に入れず、野天に放置したほうがいいそうです。

そういえば、NHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」でも、木材屋の番頭(片岡鶴太郎)が、「なんだか知らないが、木材を早く乾燥させるのに、水に浸けておいたほうがいい。」といったのに対し、とと姉の恋人が「それは毛細管現象のためだ。」と説明したシーンがありました。

薪を乾燥させるのに、すぐ屋根付きの棚にしまうと薪の表面だけが乾き、内部がなかなか乾かない状態となります。時々雨に晒すと、その濡れた表面が乾く時に内部も乾燥しやすい、ということですね。

潜んでいる虫も出ていくそうです。

しかしあまり長いこと放置しておくと、せっかくの薪が朽ちていくでしょう。

薪の運搬には運搬車を使っています。

もうこれがないと生活できない、くらいに便利に使っています。

中古で買って、かなり古くガソリン漏れもあるようですが、なぜかエンジンは常に一発始動。漏れるから古いガソリンが溜まらなくてかえっていいのかな?

チェーンソーで玉切りするときは、このハスクバーナの防具と、

同じくハスクバーナの346XPで、50ccのパワーがあります。

長靴の上にモンベルオールウェザーパンツを履くので、靴の中に木くずが絶対に入りません。

夏なら暑くて無理でしょうから、これもメリットの一つかな。

玉切りにはミニユンボを使っています。

掴んで、

だいたい40cm間隔で、

切ります。

バケットも幅40cmなので、掴んでいるところもちょうどです。

玉切りは複数並べて、

次々連打して割っていきます。

薪割りはスポーツで、トレーニングを兼ねているので、3Kgの重い斧を使い、それを全力で振り下ろします。

よく斧の自重を使って、できるだけ疲れないようにやりましょう、と書いてありますが、私の場合運動なので、スポーツジムに行ってできるだけ楽しようと思っている人がいないのと同様、疲れるようにやっています。

時々、一輪車で薪棚に運ぶ数分がトレーニングのインターバル(休憩)となっています。

薪割り台には軽のタイヤを被せてあります。

これだと割った時に薪が飛んでいかないので、すぐ体の向きを変えて連打を楽しむことができます。

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この楽しい季節は、まだしばらく続きます。

薪棚の製作 その4~完成と容量計算

薪割りが楽しいので、つい供給過剰となってしまいます。

それで先日より新しい薪棚を作っています。

骨組みは完成。

以前別のところで使っていて保管していたポリカ波板をリサイクルします。

やっぱり屋根があると安心するー。

小屋とか作っていると、やっぱり人間って、屋根とか壁とか本能的に必要なんだな、っていつも思います(笑)。

学生の時、山頂でひとり、タープとビビーサックだけで夜を過ごしたときの不安だったこと・・・。思い出します。

話がそれましたが、

全部張り終わりました。

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ポリカ波板の張り方は、

タキロンのHPによると、

重ね幅は2山半、

有効幅は655-80(2.5山分)=575mm

幅Wmmに必要な波板の枚数は、

(W-80)÷575(枚)

留め具は5山おきにとめるとすると、

1枚あたり、(幅方向に4ヶ所)×(母屋の数)

となります。

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ここでは、

波板は(6000-80)÷575=約10枚

留め具は、4×5×10=200個

となります。

ただ5山おきにとめると等間隔にならないので

6山おきのほうがいいと思うのですが・・・。

波板、張り終わり!

側面に雨除けの板を付けます。

背面の下方にも、雨除け、泥除けを付けました。

完成です!!

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で、これがどれだけの容量があるかというと、

以前このブログで薪の重さを求める公式を作りました。

薪の1トン量とは?~薪の重さを求める公式

これによると、

薪棚の幅(m)」×「薪棚の高さ(m)」×「薪の長さ(m)」=薪の重さ(トン)

でしたから、

奥は高さ1.5m、手前は高さ1.8m、幅1.4mとして、

(奥)1.5×1.4×0.4=0.84トン

(手前)1.8×1.4×0.4=1.008トン

4つに区切られているので、

(0.84+1.008)×4=7.392≒7.4トン

となります。

だいたいワンシーズン分くらいでしょうか。

さぁ、これから心置きなく薪割りです!!

すぐ終わっちゃいそうな・・・。

バッテリーボックスを簡単に作ってみた。

先日、車中泊用の換気扇を作りましたが、それを稼働させるために

バッテリーボックスを作りました。

車中泊だけでなく、キャンプサイトや非常用電源としても使えそうです。

用意したのは、

シールドバッテリー50Ahのもの。重いです・・・。

アイソレーターはシガーソケットから充電できるものです。

あとはUSBカーチャージャー。

コンテナの底に合板を敷き、バッテリーを角材で囲んでずれないように固定。

アイソレーターもビス止めします。

アイソレーターの前面がコンテナの外に出るよう、コンテナをカットしました。

ノコだと割れてしまうので、バーナーで炙って柔らかくして、ハサミで

切り取りました。

シガーソケットと陸式ターミナルとか言うのが出ました。

背面にはアイソレーターのシガーソケットコードが出るようになっています。

バッテリーの状態はアイソレーターのボタンを押すとわかるようになっています。

シガーソケットにUSBカーチャージャーを差し込んで、

まずは5WのUSB-LEDライトを接続しON!

さらにこの前作った換気用ファンを接続しON!!

さらにもう1個、LEDライトを追加。

それぞれOKです。

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このカーチャージャーは9.6Aまで。

アイソレーターのシガーソケットも10Aまでなので、

上記の使い方だと10.68Aとなりオーバーです。

いちおう稼働していたけど、ヒューズが働くのでしょうか。

近々、インバーターも追加しようと思っています。

薪棚の製作 その3

薪割りが楽しいので、つい供給過剰となってしまいます。

それで先日より新しい薪棚を作っています。

大まかな骨組みはできましたが、いろいろ補強します。

薪の長さがだいたい40cmとして、その積んだ薪を支える柱を

40cmの幅分で付け足します。

フリーソフトのJW-CADで図面を引いてやれば、

簡単に必要な柱の長さが出ますよ。

土台の上に置いた910mmの角材も、真ん中に追加し、

床板を700mm間隔程度で支えるようにしました。

これなら薪を積んでも床がたわまないでしょう。

床板も薪の長さに合わせて40cmの間隔で2×4材を置いています。

積雪地帯なので、母屋の間隔を450mmとしました。

雨しか降らないのなら900mmでいいかもですね。

最初に置いた2列の土台に、パレットに柱を付けたような構造で

その上に載せてある状態です。

ちなみに塗装は、キシラデコールで済ませています。

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最後はポリカ波板で屋根張りです。

薪棚の製作 その2

薪割りが楽しいので、つい供給過剰となってしまいます。

それで先日より新しい薪棚を作っています。

基礎土台は半日でさくっと終了。

ここに土台を載せます。

3mの90mm角材を平行に2本ずつ並べ、全長が6mとなっています。

そこに910mmにカットした角材を載せて固定します。

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今回は、平行に置いた土台の上に薪棚を載せる、という仕組みで

作っています。

前面が1820mm、後面が1500mmで柱を立てビス止めします。

すべて2×4材を使っています。

端は1本の角材だけで固定ですが、

間の柱はサンドイッチにしています。

1820mmの2×4材で垂木とします。

45mm角材で屋根の母屋とします。

筋交いは入れないので、代わりに軒下に2×4材を入れて補強します。

だいたい大まかな骨組みができました。

他、まだいくつか補強するつもりです。

ハイエースに換気扇を自作 その2

たまに子どもたちと車中泊も楽しみたいので、

換気用のファンを自作しています。

前回ツインカーボにUSBファンを取り付けました。

私のハイエースは古いタイプのもので、

後方座席には上下に開く窓がありません。

ですので、このレバーでちょこっと開く窓を開けて、

窓の溝に作ったファンをはめ込みます。

ツインカーボは比較的柔らかいので、

ちょっと曲げて簡単に入れることができます。

しかしこれだけだと隙間があって寒いし、

フィルムが貼ってあっても夜室内に電気を付けると

外から見えてしまう上、カーテンも閉められませんから、

銀マットを切って、断熱用の窓カバーとしました。

ちなみにこの銀マットは、後方座席を囲むすべての窓の分が

作ってあって、冬の寒さ対策としています。

ファンを取り付けない場合は、

切り取った四角い部分をはめておきます。

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あとは小型のディープサイクルバッテリーを取り付けて

サブバッテリーとして稼働させる予定です。

ハイエースに換気扇を自作

ただいま、再来年の春を目標に、

バンコンのキャンピングカーを考えています。

まだ先の話なので、冬の車中泊用に

窓にはめ込み式の換気ファンを作りました。

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まず新聞紙で窓の型紙を作って、

余っていたツインカーボを切り取ります。

これはUSBファン。

TIMELY 2連USBファン BIGFAN120U for Men Stereo BIGFAN120U-STEREO

アマゾンで購入。

名前の「for men」の意味がよくわかりませんが・・・。

裏の金属のガードをいったんはずして、ビス止めです。

強さが2段階に調整できるスイッチがあったので、間に挟んで、

テープでコードを留めて完成です。

このUSBコードを延長して、サブバッテリーにつなぎます。

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つづく。