あぐりんな暮らし

agriculture(農)+ing(現在進行形)で「あぐりん」。自給自足の里山での生活、木の家、薪ストーブなどの火のある暮らし、エネルギーの循環を目指したパーマカルチャー、自然農・不耕起栽培をヒントに雑草を利用した古くて新しい農法、などなど、楽しみながら試行錯誤し実践しています。

上高地 徳沢園キャンプ場レビュー

台風が接近する最中、上高地に子ども連れ(7歳+4歳)でテントを背負って上高地は徳沢園でキャンプしてきました。

台風が来るというので天気予報を細かくチェックし、「やっぱり1週間延期しようか?」とぼそっと言ってみたものの、行く気まんまんで準備している皆さんに無視され、そのまま予定通りとなりました。

初日は天気はそこそこ。高山から平湯に向かう通り道にある「ジョンの家」にコーギーを預け、アカンダナに駐車。バスで上高地ターミナルへ。そこからザックを担いで、明神池を経由し、整備された「ほぼ遊歩道」を進んで、徳沢園に着きます。5歳の子供の足で、3時間ほど。標準タイムの1.5倍くらいでしょうか。子供の足と書きましたが、自分も普段歩き慣れない上に、重いザックでちょうど子供ペースです・・・。

キャンプ場の利用料金は一人500円。

キャンプ場のトイレは登山者用と共有です。洋式もあり、清潔に管理されています。トイレットペーパーも付いています。ただ、ターミナルのトイレもそうですが、幅の狭い巨大なロールが横付けされており、これがものすごい取りにくい・・・。紙を送る向きが90度変わっただけで、使い勝手が異常に悪化しますね。まぁ、しょうがないですか。

台風接近中、ということで、9月の最初の3連休はテントは少なめでしょう。サイトはまっ平らではなく、緩やかに起伏しています。平らなところを探したり、テントの向きを検討しましょう。

20年前に、一人で来ていますが、まったく記憶なし。

奥に見える赤い屋根が徳沢園の山小屋です。カフェっぽくなっていて、おしゃれです。こちらがわ手前に徳沢ロッジがあり、そこで外来入浴ができます。夕方4時半~夜8時まで(受付は7時半まで)やっています。歩いて3分です。

私達のテントはモンベル・ステラリッジ4とツェルトフライ。正直、ここで4人食事するのはキツイ。大人二人のうち、一人は中から手を出して調理、もう一人は外に座って調理。テント内では子供がいつこぼすかと、ひやひや。

サイト地面は石も少なく、ペグは入りやすいと思います。私はたいてい短く柄を切った小型の木槌を持っていきます。この辺りには石があまり落ちていませんが、横を流れる川に、石があります。

炊事場が、山小屋の手前にあります。

炊事場は、各々シンクとなっています。どっか下のほうで水漏れしているようで、床がベチャベチャです。しかも床に勾配がついていないようで、水たまりになっています。サンダルで入るのは無理でしょう。なんとかしてほしいですね。

徳沢園前は登山者で賑やかです。明日、台風が来るので、人は少ないのだと思います。

翌日は雨模様の中、昼前から「ほぼ遊歩道」をゆっくり歩いて横尾まで。途中、特別楽しい所やきれいな所はありません・・・。それほど眺望のない、ただの川沿いの道です。

横尾山荘でお昼ごはんを食べます。麺類やカレー、スタミナ定食のようなものがあります。

ここのトイレ前で、私が7歳の娘のレインウェアの上を置き忘れ・・・。徳沢に戻ってお風呂にでも行こうかというとき、夕方暴風雨になると徳沢園の人が回って連絡してくれて、慌てて撤収開始。この時夕方4時半。そして娘のレインウェアがないことに気がつく。

5時半に徳沢を出発し、真っ暗の中、ヘッドライトをつけて下山。娘はゴミ袋を被せられ、パパのせいで雨具もなく、真っ暗の山道を怖い怖いと涙を流しながら、かろうじて明神まで到着。ここで7時となり気力体力共に限界。明神館で1泊させていただき、翌朝なんとかターミナルまで着きました。

しかし、そこから更に、高山から北陸方面へ、高速道路は通行止め、156号線も41号線も通行止め、しかたなく岐阜方面に戻って、白鳥から勝山・福井経由で、なんとか自宅まで帰ることができました。

みんなが行く気でも、天候をよく判断して予定を中止する勇気を持つことは、大事だなー、とつくづく思った3連休でした。