あぐりんな暮らし

agriculture(農)+ing(現在進行形)で「あぐりん」。自給自足の里山での生活、木の家、薪ストーブなどの火のある暮らし、エネルギーの循環を目指したパーマカルチャー、自然農・不耕起栽培をヒントに雑草を利用した古くて新しい農法、などなど、楽しみながら試行錯誤し実践しています。

薪作り、焚き付けはヴィポキルヴェスで

今年の薪作りもいよいよ大詰め。

秋に買った4トンの原木は全て片付けて薪になりました。先週砺波の森林組合に行って、新たに原木を1トン買い足してきました。あと2回くらい行こうかと思っています。

いま使っている斧は、ヘルコのスプリットハンマー、フルターフォッシュのスレッジ、高知の和斧somaud。

スプリットハンマーはヘッドが3キロありますから、どんな玉切りでも粉砕します。ただ、こればかりでは体力が持たないので、他で割れない場合だけ使います。

フルターフォッシュのスレッジは、オールマイティーでこれがメインになります。

和斧は刀。ヘッドは軽量で、柄は長く、スパンと気持ちよく割れます。割ると言うより切る感覚ですね。

さて本題のヴィポキルヴェス。

特殊な形状で、刃先が食い込んだ状態から右に倒れて、その遠心力で木を裂きます。

素直な玉切り材しか使えません。サイズもこれくらいなら、

鮮やかに割れます。真ん中で割るのは、これ以上の経では難しいかもしれません。

今年はこれで焚き付けを作っています。

こんな素直な玉切り材はうってつけです。こぶや節があると、ヴィポキルヴェスでは難しいです。

端っこをまず割ります。

縦に順に割っていきます。

90度、回転して、

北斗の拳のごとく連打して、焚き付けができあがりました。ヴィポキルヴェスはめり込まないので、次々に打つことができます。奥割りもできます。あっという間に焚き付けがたくさんできました。

割ったものはコンテナに入れます。奥のコンテナには破片や樹皮を入れます。

軒下で1年保管します。

床に散らばった破片や木の粉はほうきで集めて、紙袋に入れて、

やっぱりコンテナに入れて、来年用の焚き付けとします。

やりだすと止まらない薪割り。筋トレを続けているおかげで500キロほどの量の玉切り材を続けて割っても大丈夫ですし、どんな玉切り剤でも、節があろうがコブがあろうが割ることができます。全て斧で割って、機械は使いません。今年はあと2~3トン割る予定です。